商いはまだまだ飽きない
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ISBN
978-4-8334-9106-8
判型
四六判/上製
初版日
2006年4月24日
本文頁数
228頁
商いはまだまだ飽きない
続・実践的流通小売経営論
2006年4月24日発売
[著]中田安彦
価格:1,680円(税込)

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商品説明と目次

楽しいよ、 流通小売業! 流通小売業の持続的成長が“生活者の幸せづくり”に役立つ!

 本書は4年前に出版された『商いは飽きない』の続編。著者は40年以上にわたってダイエー、ローソン、横浜岡田屋、岡田屋、サンコーなど文字通り、スーパーからコンビニ、百貨店、専門店ビル、SC(ショッピングセンター)まで、流通小売業の最前線の経営に携わってきた。前著はこうした著者自身の体験を含蓄あるエピソードを交えながら「私の履歴書」風に書き下ろした実践的流通小売経営論として業界関係者から好評を得た。  今回の著作は、その後の経済・社会状況を踏まえてさらに一歩進め、流通小売業界が現在直面する課題を洗い出し、それに対する問題解決の糸口を、著者のこれまでに培ってきた幅広い人脈、ネットワークを有効に活かした取材、調査を通して具体的に提示した実践的流通小売経営論となっている。
 日々、生活者と肌で触れ合い、そこから生まれた新しい工夫なり、発見が直接、間接に業績に反映されるという流通小売業界の仕事は、“生活者の幸せづくり”に貢献できる仕事であるとする著者の主張が、これまでの類書にはない、通説とは一味違った流通小売業読本としてまとめられている。
 特に、著者自身の「本書が流通小売業で日々汗を流す人たちへの応援歌になってくれれば……」という想いと、業界の発展に賭ける情熱が、各章の事例解説など至るところに感じられる労作である。

[著] 中田安彦(なかだ・やすひこ)

1931年、東京生まれ。53年、横浜国立大学経済学部(第1回生)卒、第一銀行(現みずほHD)入行。58年、(株)岡田屋入社、研究室長、販売促進部長、常務を経て62年、(株)サンコーを創業、常務取締役、代表取締役専務を歴任、同社を約30店舗、年商250億円のチェーンストアに育てる。70年、サンコーと(株)ダイエーとの業務提携に伴いサンコー代表取締役社長兼務のまま、ダイエー取締役に就任。ダイエーの関連事業管理本部長、建設本部長、店舗運営副本部長などを歴任。77年、ダイエー取締役兼務のまま(株)ダイエーローソン(現ローソン)社長に就任。79年、同社長退任、ダイエー取締役東京企画室長に就任。80年、定時株主総会でダイエー取締役を退任、(株)岡田屋、(株)横浜岡田屋に復帰、各取締役副社長に就任。87年、丸岡商事取締役を兼務。92年、岡田屋、横浜岡田屋、丸岡商事の各代表取締役副社長に就任。93年、同3社の各代表取締役会長に就任。その後、同3社の取締役相談役、相談役を経て99年8月、任期満了にて退任、この間(社)日本ショッピングセンター協会理事、川崎商工会議所サービス商業部会長、(社)公開経営指導協会監事(現)などを務める。99年9月、流通問題を主とする中田研究室を創立、代表に就任。今日に至る。

目次

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第一章:いま流通小売業に求められるCS(顧客満足)とCD(顧客感動)
――従業員満足(ES)を含めた「商品+α」を創造する

ルミネにみるCSとESへの取り組み/サービスレベルの向上をめざす百貨店のCS/社員のやる気を引き出す専門店のCS/フードサービスにみるCSの成功例/CSとは逆の売り場が生まれた失敗例/流通業以外の分野でも多くの試みが……/CSの伝説、顧客第一主義を貫くノードストローム/CS向上は商品+αの一つではあるが、一つでしかない

第二章:環境報告、CSR(企業の社会的責任)への取り組み
――責任ある企業活動が持続可能なビジネスの成功につながる

新しいベンチャー企業にこそ必要な社会的理念/イオングループの「木を植えています」運動に学ぶ/変わる「環境報告書」、エコからCSR、SRI(社会的責任投資)へ/IYグループの考えている「企業の社会的責任」/大店法から立地法へ、そして新たな見直しも/CSR重視に伴い社是社訓の見直しも/企業の環境報告書作成を促す環境省とGRIのガイドライン/横浜国大企業経理研究会から学ぶ企業犯罪防止

第三章:まだまだ進む流通小売業の技術革新
――IT技術をどう利用するか

売れたはずの商品を読み取る――セブンイレブンにみる技術革新/都市百貨店にみるSCM(サプライチェーンマネジメント)の前進/『ハリー・ポッター』販売にみる需要予測の重要性/売上が少なくても儲かる仕組みを確立した中小小売業の技術革新/技術革新としてのICタグの導入、マルエツの試み/ICタグ導入の課題は異業種間の標準化

第四章:意外に人間的なマーケティング手法
――消費者から生活者へ、商品を売るより生活を売る

アート的手法の導入/メーカーの成功事例に学ぶ

第五章:複合とフランチャイズシステム(FC)の活用
――複合(Complex)は二一世紀のキーワード

書店を中心とする複合、ブックス&カフェの相乗効果/異業種との共同出店が増加、DS(ディスカウントストア)・コンビニなどの複合/複合化から業態融合へ、スーパーセンターがライフスタイルセンターに/MD〈物づくり〉にみる複合の視点/郵便局も新しいネットワークの拠点づくりへ/外食産業にもSPA化の波、ワタミのドミナント戦略と有機農業参入の相乗効果/外資ディーン&デルーカのユニークな取り組み/ショッピングセンター(SC)という名の複合形態/健康志向・レジャー志向を背景にした新しい複合形態/フランチャイズシステムの現状と今後の方向性/複雑系と複合化の接点をさぐる

第六章:変化する金融システムと流通小売業
――中小企業にも活用できる新しい金融システム

浜銀総合研究所に学ぶ金融システムの変遷/川崎信用金庫に学ぶ中小企業向け金融問題/バブル後始まった貸付先(債務者)に対する格付/実例に学ぶ企業再生――家具店と電線加工業の事例/直接金融の開拓に成功した店舗開発企業

おわりに:これからの流通小売業

物販業からサービス産業へ、人間的マーケティングの時代/デザイン・アート・文化が重視される/MD面で重視されるさらなる「安心」「安全」「健康」/マーケティングの視点は消費者から生活者へ/面白いよ 流通小売業!

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