楽しいよ、 流通小売業! 流通小売業の持続的成長が“生活者の幸せづくり”に役立つ!
本書は4年前に出版された『商いは飽きない』の続編。著者は40年以上にわたってダイエー、ローソン、横浜岡田屋、岡田屋、サンコーなど文字通り、スーパーからコンビニ、百貨店、専門店ビル、SC(ショッピングセンター)まで、流通小売業の最前線の経営に携わってきた。前著はこうした著者自身の体験を含蓄あるエピソードを交えながら「私の履歴書」風に書き下ろした実践的流通小売経営論として業界関係者から好評を得た。 今回の著作は、その後の経済・社会状況を踏まえてさらに一歩進め、流通小売業界が現在直面する課題を洗い出し、それに対する問題解決の糸口を、著者のこれまでに培ってきた幅広い人脈、ネットワークを有効に活かした取材、調査を通して具体的に提示した実践的流通小売経営論となっている。
日々、生活者と肌で触れ合い、そこから生まれた新しい工夫なり、発見が直接、間接に業績に反映されるという流通小売業界の仕事は、“生活者の幸せづくり”に貢献できる仕事であるとする著者の主張が、これまでの類書にはない、通説とは一味違った流通小売業読本としてまとめられている。
特に、著者自身の「本書が流通小売業で日々汗を流す人たちへの応援歌になってくれれば……」という想いと、業界の発展に賭ける情熱が、各章の事例解説など至るところに感じられる労作である。
[著] 中田安彦(なかだ・やすひこ)
1931年、東京生まれ。53年、横浜国立大学経済学部(第1回生)卒、第一銀行(現みずほHD)入行。58年、(株)岡田屋入社、研究室長、販売促進部長、常務を経て62年、(株)サンコーを創業、常務取締役、代表取締役専務を歴任、同社を約30店舗、年商250億円のチェーンストアに育てる。70年、サンコーと(株)ダイエーとの業務提携に伴いサンコー代表取締役社長兼務のまま、ダイエー取締役に就任。ダイエーの関連事業管理本部長、建設本部長、店舗運営副本部長などを歴任。77年、ダイエー取締役兼務のまま(株)ダイエーローソン(現ローソン)社長に就任。79年、同社長退任、ダイエー取締役東京企画室長に就任。80年、定時株主総会でダイエー取締役を退任、(株)岡田屋、(株)横浜岡田屋に復帰、各取締役副社長に就任。87年、丸岡商事取締役を兼務。92年、岡田屋、横浜岡田屋、丸岡商事の各代表取締役副社長に就任。93年、同3社の各代表取締役会長に就任。その後、同3社の取締役相談役、相談役を経て99年8月、任期満了にて退任、この間(社)日本ショッピングセンター協会理事、川崎商工会議所サービス商業部会長、(社)公開経営指導協会監事(現)などを務める。99年9月、流通問題を主とする中田研究室を創立、代表に就任。今日に至る。














