大丈夫か日本の産業競争力
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ISBN
978-4-8334-9091-7
判型
四六判/上製
初版日
2003年2月24日
本文頁数
288頁
大丈夫か日本の産業競争力
第四次産業が日本を再生する!
2003年2月24日発売
[著]馬場錬成
価格:1,680円(税込)

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商品説明と目次

日本の産業競争力はなぜ、衰退したのか!

ITをツールとして世界同時に広がる先端技術。
世界の製造工場へと台頭した中国。
産業競争力は過去の延長線上からは生まれない。
大学・研究所から生まれる
四次産業こそ日本再生の切り札になる!

[著] 馬場錬成 ばば・れんせい

1940年、東京都生まれ。東京理科大学理学部卒業後、読売新聞社入社。科学部、解説部を経て1994年から論説委員。 2000年11月から科学ジャーナリスト、特定非営利活動法人21世紀構想研究会理事長、知的財産国家戦略フォーラム副代表、文部科学省・科学技術政策研究所客員研究官、早稲田大学講師。日本知財学会副会長、原子力安全委員会・原子力安全総合専門部会委員(内閣府)、総合科学技術会議・重点分野推進戦略専門調査会委員(内閣府)などを務める。
主な著書に「科学面白トピックス」「発想のタネになる科学の本」(講談社ブルーバックス)「C型肝炎と闘う」(講談社)「やさしい知的所有権のはなし」(法学書院)「知的創造時代の知的財産」(共著、慶應義塾大学出版会)「大丈夫か 日本のもの作り」「大丈夫か 日本の特許戦略」(プレジデント社)「ノーベル賞の100年」(中公新書)ほか多数。

目次

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第1章:激変する産業構造の背景

今は次への飛躍を準備する調整時期/もの作りの三大要因が変わってきた/品質で並ばれるとあとはコスト競争になる/工作機械産 業から見たアジアへの技術移転/工作機械で世界トップの座を譲らない日本/IT産業革命が模造品の品質を上げた/消費者動向に対応した製造業とは何か/ブ ランド力が勝負になってきた/ハーレー・ダビッドソンに見るブランド戦略

第2章:急速に台頭する中国の製造業

日本から海外に移転するもの作りの現場/民族の特性と現代の製造技術/日中貿易に見る産業構造の変遷/機械機器を売り繊維と機 械機器を買う/ムーアの法則はまだ右肩上昇で続く/中国では「木を見て森を見ない」ことだ/インバランス(不均衡)で進む産業革命/中国でもの作りで貢献 する日本の工作機械とロボット/北京にあった巨大な「ニセモノ市場」/世界一のオートバイ製造国になった中国/値段が半値以下では競争力を失う/輸出を始 めた模造品オートバイ/国営企業倒産に見る中国の競争社会/人件費削減でバングラデシュに流れる

第3章:二次産業からの脱却
知的生産現場を構築するインクス

カギを握るのは金型である/図面なしの製造現場を目指したインクス/コンピューターの指示で作業が流れる/アメリカ・中国では できないシステム/生産性を上げる製造モデルの普及/日本の金型産業を再興する事業/製造モデル構築への政策提言/もの作りの三次産業化を進めよう/三次 産業と四次産業への脱却

第4章:半導体産業に見た日本企業の戦略の貧困

産業技術の進化が産業構造を変える/ITは産業革命のエンジン役だ/もの作りの標準化が広がる

産業進化の流れを読んで船を乗り換えた進藤晶弘/ゼロから半導体製造を手がける/「実績」を求める日本企業の悪い癖/ゲームソ フトで活路を見出す/メモリ半導体を捨てたアメリカ/半導体の企画設計は日本で製造は台湾で/上場直後に再びベンチャー企業を設立/半導体産業の進化と産 業構造の変化

大学の枠を越えて挑戦する東北大の野望/半導体製造で世界トップは「踊り場現象」/インテルを蘇らせた大見忠弘/大見の新たな 戦略が始まった/設計期間40分の1、コスト10分の1/産学連携とは企業に徹底して教え込むことだ/経営者の視点、国家的視点で取り組む大学の研究プロ ジェクト

第5章:大学に見る四次産業の発生と発展

大学・研究機関発の産業は第四次産業/古い意識に浸っていた日本型の産学連携/大学の研究成果が産業に直結/アメリカの大学は ケタ違いの稼ぎ/中国の大学でも特許攻勢始まる/日本版バイ・ドール法で産業活性化へ/大学での改革が始まった/日本のTLOはこれから活性化する/東大 産学連携室のコンセプトは課題山積だ/大学は知的研究基盤の競争現場/特許と学術論文のリンケージ/特許を指標にした技術力/80年代にドクター主役に なったアメリカの企業/韓国企業は日本以上にドクター志向

第6章:世界制覇を狙う日本発の四次産業
東大先端研から飛び立った四次産業の典型モデル

酸化チタン光触媒は世界制覇をできるか/光を使って水を酸素と水素に分解/産学連携で新たな現象を発見/失敗が新しい?逆転の発想?に結びつく/技術開発をして徹底的に特許を出願する/特許の次はライセンス・ビジネス/乞われて東大教授への転進

マウス遺伝子解析でアメリカを出し抜く林崎良英の戦略/マウスcDNAの百科事典の完成を目指す/世界最大規模、最高品質の遺 伝子情報を公開/完全国産技術による研究成果/ラベルの表記違反と特許許諾を求めるアメリカ企業/草創期の理研は基礎と応用の両立だった/理研から生まれ た有力企業群/理研の四次産業体制を早急に確立するべきだ

ES細胞の増殖技術が確立された/戦略的に特許を取りはじめたアメリカ/再生医療のベンチャー企業を立ち上げる/特許庁の方針が大きな壁を作る/時代に取り残される日本の特許文化

良きバートナーとの出会いが決め手/ヒット商品になって優秀賞を受賞する

第7章:ベンチャー企業の大胆な挑戦
否定学を起こし企業活動を実践するアドバンス社

哲学的操作から生み出される創造性/思想構造から見た否定学と日本人の自然観/パラダイムの転換から企業活動を起こす/創造性の生まれない土壌にカネをつぎ込む日本

電話会社を買収したベンチャー企業/鷹山(YOZAN)上場フィーバーの背景/独自の技術で次世代携帯のICを実現 /W-CDMA市場規模が急速に小さくなる/大手企業の事前主義も出てきた/電話に対する欧米の流れが根本から変革/ポケベルとPHS企業を買収/ユー ザー有利のサービス提供に変換/未来の電話網の帰趨を占う鷹山(YOZAN)

インターネットによる市場取引が急増/突然ひらめいたアメリカの戦略の狙い/インターネットで自在にものを売ることができるアメリカ企業/メイド・イン・ジャパン・ダイレクト(MIJD)を設立/基本サービスで7言語、160通貨が使えるショッピングサイト

日本の特許王・石川尭の決断/屋根公法で特許に目覚める/特許の権利切れを待って生産ラインを作る/大手とベンチャーの長所を生かした提携

ライセンス契約ビジネスが育つ環境/世界にない3次元センサーの特許を取得/アイボにも使用された加速度センサー

第8章:知財立国への戦略
アメリカの知財戦略とその成果を検証する

80年代から始まったアメリカの知財戦略/国際貿易委員会(ITC)の役割/経済スパイ法で捕まった2つのケース/アメリカは外国で特許を権利化して稼ぐ戦略/アメリカは知財権利で膨大な黒字を計上

日本では2002年が「知財元年」/知的財産高等裁判所を設立せよ/2つの「訴訟制度」を早急に改めよ/無効となった特許に損 害賠償判決/模倣品・海賊版対策に国ぐるみで取り組め/中国のCDは9割がコピー/工業製品全般に広がる模造品被害/世界の貿易額の6%前後が模造品/日 本版ITCを創設するべきだ/問われる職務発明の対価

アメリカの個人発明家に支払った大金/ワイヤーメモリと非接触型信号伝送で特許/「松下特許」のライセンス契約に応じない日本企業/日本でも支援者が出てきた

第9章:ノーベル賞業績と産業技術

ノーベル賞受賞者は戦前はドイツ、戦後はアメリカ/ノーベル賞業績の対象が応用研究へと広がる/ノーベル賞受賞者と特許の関係 /2002年は3年連続、初のダブル受賞の快挙/特許嫌いだったノーベル賞受賞者/企業の力量は開発力で問われる時代だ/田中の発明した業績は永遠である /田中の最初の論文は島津の研究所速報だった/小柴昌俊の受賞を支えた浜松ホトニクスの先端技術/ノーベル賞に最も近い飯島澄男とカーボン・ナノ・チュー ブ/世界の注目とは別物を追いかける/ヒゲのように伸びた炭素繊維を発見

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