なぜ会社では不条理が起こるのか
告発者 晴れのち嵐 没落者
これ以上 引っ張りあうなよ タコの足
リストラを し遂げた末に 首切られ
やめてやる 力をつけて やめてやる
ダメ社長 もう会見は しないでよ
サラリーマン 遅れず休まず 働かず
皆さんの中で、職場で不条理なできごとに遭遇したことがないという人はいるでしょうか。サラリーマン川柳からは、そんなできごとを味わった姿が目に見えるように伝わってきます。
一人ひとりはまっとうな感覚や判断力を持っているのに、人が集まり会社組織となった途端に、なぜか理不尽なことが起き始めます。
不正、内部告発、保身、老害、社内不倫、意味のないノルマ、物事が決まらない会議、ボスハラ、パワハラ、セクハラ、報復人事、情実人事、不公正な査定、しがらみ……。
サラリーマン社会では、なぜこうも「バカみたいなできごと」が起き続けるのでしょうか。
しかし、そんな不条理な環境の中でも、納得できるビジネスマン生活をおくるために心理学の知恵があります。プレジデント誌の人気連載「職場の心理学」では、どんな状況にあっても成果を挙げる知恵を探してきました。読者の皆さまのおかげで、今年8月、この連載は130回目を迎えることができました。なかでも反響の大きかった28本を厳選し、第一弾としてお届けします。18人のビジネス心理学のプロが、職場でおかしなできごとが起こるメカニズムを解きほぐし、不条理な組織の中で生き残る術をわかりやすくお伝えします。
もし、あなたが「バカな職場」に縛られ、やる気を吸いとられることに悩んでいるとき、この本からその見えない壁を打ち破る知恵を汲みとっていただければ、私たちにとって望外の喜びです。
(──本書「まえがき」)














