[解説]危機の今、まさに全リーダー必読の一冊
柳井正 ファーストリテイリング会長兼社長
序章 6週間で「100年に一度の危機」に対応できた会社
第1章 「キャッシュと情報」こそ命綱である
何はおいても現金を確保
成長を定義し直す
「徹底した経営」と「地べたの情報」
計画、目標は短期で管理
現実を見せつつ、勇気を与える
「縮小」を経て再び強くなる
難局においてリーダーに絶対必要な六つの性質
- 誠実であり、信頼できる存在であること
- 社員、部下を鼓舞し、勇気づける存在であること
- 現実と「生の情報」でつながっていること
- 楽観的な現実主義者であること
- 細部にまで徹底的に踏み込んでいくこと
- 未来に打って出る勇気があること
第2章 本物のリーダーは、どう行動するか
すべてについて最終的責任をとる
現実から絶対に逃げない
問題の「解決方法」を示す
長期的停滞も「機会」ととらえる
いまある計画をやり抜く覚悟
時間の使い方を変える
失うことができないもの
問題のある幹部を切る
社内抗争を防ぐ方法
情報を「見える化」する
自分も「見える化」する
予算修正は毎月でも
「増収増益」にこだわらない
顧客とサプライヤーを整理する
戦略変更のタイミング
「年次計画」は現実的ではない
第3章 販売、マーケティング責任者のすべきこと
「注文をとる」から発想を転換する
営業担当者は「情報エージェント」
残すべき顧客とそうでない顧客
活字データに依存しない
よりよいバリューを提案する
「現実的な」販売目標をたてる
ブランドは犠牲にするな
広告と販促のターゲティング
値上げは慎重に、戦略的に
賢いコスト削減
社内ブレストは「タダ」である
販売スタッフを上層部につなぐ
第4章 CFOのすべきこと
「キャッシュこそ王様」を徹底する
リアルタイムで数字を共有
最後に頼れるアドバイザー
予算作成プロセスを簡素化する
評価と報酬の仕組みを変える
顧客とサプライヤーの倒産に備える
次期CFOの教育
経営陣にバランスシートの見方を教える
取締役会にもっと情報を
第5章 現場のリーダーがすべきこと
売り上げが減る前にやっておくべきこと
設備投資の削減は慎重に
50対5の法則」
アウトソーシングとインソーシング
在庫管理をおろそかにしない
「暇な人」を出さない人員配置
第6章 研究開発部門をどうするか
賢い予算の削り方
「現状維持」か「非連続」か
人とアイデアの最適利用
大学教授もまきこめ
販売、マーケティング部門との絆を深める
第7章 サプライチェーンをどうするか
鍵は「シンクロ調達」
サプライヤーと顧客に「情報の橋」を架ける
「あれかこれか」ではなく「あれもこれも」
いかなる戦略的変革が必要か
社員にバリューチェーンを叩き込む
第8章 スタッフ部門のトップがすべきこと
人事の仕事は「人切り」だけではない
広報・IRは会社の信用を最優先
法務は変化に迅速、柔軟に対応する
IT部門はコンプライアンス死守
第9章 取締役会のすべきこと
その目標は現実的か?
「最悪のシナリオ」を前提にしているか?
株主利益を守る
経営陣の報酬を見直す
経営幹部の不安を取り除く
いまのCEOに任せていいか?
独自の情報網を活用する
未来のための後継者選び
未来をみつめて
[おわりに] あなたの強さと指導力をあてにしている人がいる
ラリー・ボシディ ハネウエル・インターナショナル前会長兼CEO