気鋭の転職エージェント社長が年収倍増への道筋を指南。
「初負け」という言葉をご存じでしょうか。
有名大学を出て、しかるべき企業に入り、留学してMBAを取得。自信満々でコンサルティングファームの採用に挑戦したものの、今まで体験したことのない面接でボロボロにされ惨敗。受験、就職と、ずっと「勝ち組」だったはずの自分の人生を、初めて、しかも丸ごと否定されたようなショック状態 ──これが「初負け」です。
コンサルティングファームへの転職は(特に戦略系コンサルティングファームは合格率1%未満といわれるほどの)狭き門です。十分な情報収集と分析、カウンセリングや面接トレーニングが必要です。私はこのサービスを提供する会社を1997年に始めました。
今日まで数千人の転職志望者の方とお話しをしていくうちに、気づいたことがあります。
・高い学歴を持ちながら、それに見合う収入を得ていない人が多い。
・希望年収を聞いても、答えは「高収入を得たい」と抽象的。
・「あなたが考える“お金持ち”とは、どれくらいのお金を持っている人ですか」という問いに対し、こちらが納得する具体的な答えを持っている人はほとんどいない。
お金について具体的に考え、何をすべきかを考える。事業ならば当たり前の発想なのですが、なぜか自分自身のライフプランにおいては、多くの方が漠然としか考えていない。これでは、希望通りの転職に成功しても、そこから先の人生の大事な場面で「致命的な初負け」を喫してしまいかねません。
そこで本書では、あえてお金を中心に「キャリア」を考えていきます。お金という道具を用いて、より具体的に、キャリア戦略の航海図を描くトレーニングをしてみてください。本書があなたの人生 ──偉大なる航路の指針となれば幸いです。
(──本書「はじめに」)
[著] 神川貴実彦(かみかわ・きみひこ)
ムービン・ストラテジック・キャリア代表取締役。1968年、神奈川県横浜市出身。早稲田大学法学部卒。ジョンズホプキンス大学高等国際問題研究大学院(SAIS)グラデュエイトディプロマ修了。ボストンコンサルティンググループを経て、1997年に株式会社ムービンを設立。2000年にムービン・ストラテジック・キャリア設立。コンサルティング業界、金融機関、その他事業会社のマネジメントポジションに特化した人材紹介に携わる。編著に『コンサルティングの基本』(日本実業出版社)。














