はじめに
第1章 がさつな女──女らしさの崩壊と逆転する男女意識
- 女子の方が「気が強い」「がさつ」「だらしない」
- 女子が男子化、あるいは男子を超える時代
- のだめ、干物女、超不器用女
- 「そうじ力」が売れる時代
- バブル崩壊が女子の価値観と生き方を二極化させた
- もはや「がさつ」な女子に階層差はない
- 女らしくて男勝り
- 勉強好きな女子は容姿に自信がある女子と同じくらい「女に生まれてよかった」と思える
- かっこいい女性上司を求める時代
- 男子はモテることが将来への希望につながる、女子は勉強好きであることが将来への希望につながる
- のだめ化する女子が読む雑誌は
- 女性像の溶解がファッションをミックスさせる
- スカートを脱いでパンツをはいた女性
- パンツがゆるいストリート系ファッション
- ジェンダー意識の変化がファッションを二極化させた
- ファッションタイプによって異なる人気タレント
- 職業選びとファッション選びは同じ?
- 非正社員はYOUが好き
第2章 キャバクラ嬢になりたい女子──性意識の解放と変質する職業意識
- 高校生の20%、大学生の21%、正社員の33%がキャバクラ嬢になりたい
- 東大医学部キャバ嬢もいる時代
- 実際に就く職業は、福祉、介護、看護系が多い
- バブル崩壊後性体験率が急増、17歳女子の性体験率は32%
- 女子の性意識の方が男子より解放された
- 容姿がよいことが女性経営者への道
- 親のリストラやフリーターの兄・姉を見て育ったZ世代が「働く意味」は「お金」
- 希望がない人ほど、つぶしの効く時給の高い仕事を希望する
- 希望がある若者ほど、働くことを通じて社会に役立ち、自分が成長したい
なりたい職業別インタビュー
(1)歌手志望女子──歌って踊れるシンガーになりたい
(2)ミュージシャン志望男子──まずは一発、売れて知名度を上げたい
(3)キャバクラ嬢志望女子──「女帝」を見て、キャバクラ嬢になりたいと思った
(4)キャバクラ嬢志望女子──おじさんウケがいいし、やっていけると思う
(5)栄養士志望女子──フリーターのように転々とする生活はイヤ
(6)ファッションデザイナー志望女子──派手な洋服を作って「人生派手に行こうよ」と発信したい
(7)福祉美容志望女子──被災地や老人ホームで元気づけるような、福祉美容に興味がある
第3章 スピリチュアルにはまる若者──近代の解凍と再魔術化される意識
- 人間は死んでもまた生き返ると信じる者が半数近い
- 細木、美輪、江原の人気は、自分が何をすればいいか教えてくれるから
- 奇跡信仰は1990年代に強まった
- 親もオカルト世代
- 学力の高いクラスタほど信じるものが多い
- バブル崩壊が運命論に影響か?
- 「近代家父長制家族」の「解凍」
- 「再魔術化」される現代日本
- 溶解し、均質化し、凝固する現代人
第4章 よさこいを踊る若者──地域社会の解体と拡大する格差意識
- よさこいを踊ったことがある女子高校生が53%
- 和風志向はなぜ起こるのか?
- 「J意識」の台頭
- 日本社会の既存の価値観が溶解したことがJ意識を強める
- 伝統に縛られず自由参加できるストリート系の祭り
- 人間関係が希薄化した社会における新たなつながり
- 若者は「自己責任と宿命」という矛盾に引き裂かれながら「祭り」を待望する
- 運命論者が多いよさこい参加者
- よさこいを踊る人は格差意識が強めである
- 踊る人の多くが福祉系の仕事に就いている
- 一般事務職にもなかなか就けない時代
- この祭りはナショナリズムか?
- 人をケアする仕事同士の労働移動
- 人から必要とされる仕事を求め、努力をする人
- 運命論者でありながら努力志向
- よさこいは現代の「ええじゃないか」か?
浴衣、甚平を着て花火大会に来た若者インタビュー
「花火大会だから甚平を着てきた。甚平は軽くて楽だから」
「浴衣は日本の伝統だから守っていかなきゃいけない」
「やっぱり日本の伝統的文化を大切にするべきだと思う」
よさこい祭り若者インタビュー
「間違っているところは違うよって教え合う連帯感が楽しい」
「日本のお祭りっていいなあって思う」
「仕事で失敗したときも、踊れば忘れられる」
「漠然と働いているだけ。そのうち何かやりたいことが見つかればいい」
ジェネレーションZ調査の概要
- 調査方法
- 携帯調査は驚くほど地域に偏りがない
- 携帯利用者の方がPC利用者よりも階層が低い
- 携帯利用者はトヨタとイオンとマクドナルドが好き
- 携帯利用者はランキングを情報源にする
- 携帯メール送信数が多い人と少ない人の違い
- 携帯は無批判な人間を増やすか?
あとがきにかえて
Z世代とその周辺を理解するための参考文献
ジェネレーションZ年表