「新富裕層」の生態を、 『下流社会』の三浦 展が解剖する!
本書は、三浦展が主宰する株式会社カルチャースタディーズ研究所が、富裕層マーケティングの第一人者である臼井宥文氏が代表を務める株式会社イー・マーケティング、そして生活者マーケティング企業として多くの実績がある株式会社プラン・ドゥと共同で行ったアンケート「富裕層ライフスタイル調査」の分析をベースに、プレジデント編集部が行った富裕層へのインタビューなどを追加して構成されている。 富裕層に関しては、これまですでに多くの本が出ているが、どれも総論的であり、また金融市場を中心に書かれたものが多かったと思う。そこで本書では、このアンケート調査をもとに、富裕層の消費、生活、意識、価値観の実態を具体的に論じた。おそらく初めての本格的な富裕層分析である。
改めて申すまでもないが、私が2005年9月に上梓した光文社新書『下流社会』は、またたく間に80万部のベストセラーになった。おかげさまで、階層社会における消費市場の変化に関するお問い合わせを多数頂き、講演だけでも年間100回にのぼった。
そこで私は、下流とは反対の上流についても、自分なりに調査分析をした結果を世に広めたいと考えた。そう思っていた矢先、イー・マーケティングの臼井社長と対談する機会を頂いたので、対談後、共同で調査ができないかとご相談したところ、すぐに快諾を頂き、さっそく調査を行うことになった。
(──本書「はじめに」より抜粋)
[著] 三浦 展(みうら・あつし)
消費社会研究家、マーケティング・アナリスト、カルチャースタディーズ研究所主宰。1958年生まれ。82年、一橋大学社会学部卒。同年、パルコ入社。『アクロス』編集室勤務。のち同誌編集長。90年、三菱総合研究所入社。99年、カルチャースタディーズ研究所設立。『下流社会――新たな階層集団の出現』(光文社)、『格差が遺伝する!――子どもの下流化を防ぐには』(宝島社)、『吉祥寺スタイル――楽しい街の50の秘密』(文藝春秋、共著)『ファスト風土化する日本――郊外化とその病理』(洋泉社)、『「家族」と「幸福」の戦後史――郊外の夢と現実』(講談社)など著者多数。












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