ちょっとした工夫、ささやかな努力 それが、「フツーの人」を世界の発明王に! 「曲面印刷」や「アルファゲル」その独創を生む発想術を、ここに全公開!
本書は、私がどうやって画期的な着想を得、それをどのように製品化し、ビジネスに結実させてきたか、それを体験と実例をもってわかりやすく語ろうというものだ。したがって、本書では、私の50年におよぶ開発人生の果実が、角度を変え文脈を変えて、何度も引用されることになる。 そこで、わが50年の果実の概要を、あらかじめ紹介しておいたほうがいいだろう。そう思って、リストアップをしてみて、われながら驚いた。こんなにもアイデアを形にしてきたのか。特許という公的ドキュメントの形で申請して承認されたものだけで、なんと800件を超える。このうちで実際に製品に生かされたものは280件強。現在、仕掛かり中で、これから製品化されるものも数多くある。
特許申請中、さらにその手前で温めている「アイデアのタマゴ」となると、その数は優に1000を超す。ひょっとして、その中から大ヒット商品が生まれるかもしれない。そう思うと、わが子の成長を願う親の気持ちさながらで、将来が楽しみでならない。
(中略)
まず第1部では「発想力は、どうすれば身につくのか?」、第2部では「発想力を、『形』にするには!?」、第3部では「発想力を、ビジネスにするには!?」、そして最後の第四部ではとっておきのアイデア・プレゼントつき「特別補講」の順で、私の50年のノウハウを包み隠さず、ギブ・アンド・ギブさせていただこう。
(──本書「プロローグ」より)
[著] 中西幹育(なかにし・もとやす)
1938年福岡県生まれ。明治大学工学部卒業後、74年「曲面印刷法」を開発し(株)キュービックを設立。76年に鈴木総業グループに参加、83年に衝撃緩衝材「αGEL」を考案。その後も、世界に通用する数多くの新技術開発・新事業化に成功。89年~2003年、鈴木総業(株)副社長。この間、産業構造審議会知的財産部会など特許に関する委員を歴任。現在、構造改革特別区推進本部評価委員会専門委員、静岡大学、日本工業大学、北見工業大学などの客員教授。また、地域振興と新事業創造を目指し、「アース研究会」「KANSAI仕事づくりの会」(共に会長)「シーズとニーズの会」(副会長)「北海道テクノロジールネッサンス研究会」などで精力的に活動している。














