指示されることもなく 教えられたり、アドバイスも少ない「上司」「管理職」は、自分で自分を、どう管理していけばよいのか?
一般社員でいたときには、上司から十分すぎるほどのアドバイスをもらうことが出来る。通常、ときに「うるさい」と思われるほどの指導がくる。ところが、これが課長、所長といった「管理職」に就任すると、アドバイスや指示・指導が極端に減ってしまう。そして部長などの幹部社員になると、周囲からほとんど何も言われなくなり、「本人の自覚」「自助努力」にゆだねられる範囲が非常に大きくなっていく。 上司として、また管理職して、いかに自分で気づき望ましい方向に進んでいけばよいのか。それは一人のビジネスパースンとしての「キャリアアップ」に通じる生命線でもある。これを怠ると、部下の間に不平不満があっても、なかなか本人に伝わらない。そして次第に「はだかの王さま」となる危険性もある。時代の寵児であった若手ベンチャー経営者が、不祥事を起こしてマスコミから袋叩きに合う例は、いまでは日常的な出来事だが、こうした危険性を象徴する出来事でもある。
本書では好評既刊『「管理職」と呼ばれる人の全仕事術』が、いわば「上司と部下」の問題に焦点を絞っていたのに対し、今回は「自己管理」および「自分の能力を正しく把握し、能力を高め、キャリアアップ」をはかる「自助努力の具体的方法」を、前著と同様、一問一答形式で平明に解説していく。
自分の見えにくい欠陥や弱点を指摘してくれる、もう一つの自分を養い育てるコツとノウハウ。これが身につけば、あなたも「どこでも通用する」管理職・上司に!
[著] 金津健治(かなづ・けんじ)
(学)産業能率大学主幹研究員。日本キャリア開発協会キャリアアドバイザー。1954年生まれ、76年、慶應義塾大学法学部法律学科卒業後、日本能率協会コンサルティング等を経て現在に至る。目標管理、人事考課の導入定着化、マネジメント力向上の研修指導などで活躍。著書に『「管理職」と呼ばれる人の全仕事術』(プレジデント社)『目標管理の手引』『人事考課の実際』『管理職のための目標管理入門』(いずれも日本経済新聞社)など多数。














