まだ、現役には負けられない!
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ISBN
978-4-8334-1805-8
判型
四六判/並製
初版日
2004年4月9日
本文頁数
204頁
まだ、現役には負けられない!
自分の人生、自分がエース!先発完投で生き抜いて
2004年4月9日発売
[著]村田兆治
価格:1,000円(税込)

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合計金額 2,000円(税込)

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商品説明と目次

引退して13年、50代半ば、 まだ投げられる140キロの快速球!「サンデー兆治」の日々是挑戦、夢追い人生続投中!

「週刊朝日」の好評連載を単行本化!
「ストレート140キロ!」 バックスクリーンの球速を示す電光掲示板に「140」の数字が表れた瞬間、私は思わず右手をあげ、ガッツポーズをした。ほとんど同時に、東京ドームにつめかけた多くのファンからも、どよめきと大歓声があがった。
 昨年末に行われた、プロ野球マスターズリーグでのことだ。プロ野球ファンの底上げを狙い、往年のプロ野球選手を集め、5チームの総当たり戦で優勝を競うマスターズリーグの試合。先発のマウンドに立った私の投げたストレートが、公約どおり140キロを記録したのだ。2003年、3年目を迎えたマスターズリーグの開幕前、主催者であるテレビ局からのインタビューで「今シーズンの目標は?」と聞かれて、こう答えていた。
「140キロのスピードボールを出せなければ、もう二度と投げません」
(中略)
 現役を引退し、14年がたつ。しかし、今でもまだ1日に腹筋と背筋とを300回ずつ、それに手のひらの曲げ伸ばしを1000回以上やっている。というのも、引退してぶくぶく太ってしまう多くの元プロ野球選手を見てきて、かつての栄光にすがって生きるだけの人生は送りたくないとつくづく思ったからだ。締まりのない体で、「オレも昔は名の知れたエースだったんだ」と愚痴を言うような人間にはなりたくない。
 現役時代、エースにこだわって投げてきた。しかし、現役を引退したら、元エースという肩書きは通用しなくなる。サラリーマンが定年後に、元部長という肩書きが意味を持たなくなるのと同じことだ。成し遂げてきた仕事については、私も自負心がある。が、それはそれ。かつてどんなに輝いていても、今、元気がないと意味がない。現役を退いても人生の幕が下りたわけではない。常に新しく、前を向いて輝いて生きていくには、気力が充実していなければいけない。「体あっての気力」、そう思って私は、引退したとき、体をきちんと維持しておこうと決意したのだ。
 最近、「心の時代」と言われる。いや、言われすぎる。長寿社会になればこそ、もっと体の重要性について考えた方がいいと思う。体と心のバランスがあってはじめて、気力はついてくるからだ。「筋肉痛になってほしい」というのが私から読者の方々へのお願いだ。筋肉痛になったときの、あの爽快感を思い出していただきたい。本書がそんな元気回復への第一歩、心地よい筋肉痛を癒す清涼剤になれば幸いである。
──本書「まえがき」より抜粋

[著] 村田兆治 むらた・ちょうじ

1949(昭和24)年、広島県生まれ。68年、東京オリオンズ(後にロッテ・オリオンズ、現・千葉ロッテマリーンズ)に入団後、23年間、40歳で現役引退するまでロッテで活躍。全身を使って投げる独特なフォームは「まさかり投法」の異名をとる。その間、ヒジの故障による2年半の空白から奇跡的にカムバック。登板日が日曜日になることが多く、「サンデー兆治」と呼ばれる。215勝177敗。引退後、福岡ダイエーホークスの投手コーチを務め、現在は野球評論家として活躍。少年野球の指導にも力を注いでいる。

目次

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一章:今も、熱くなる、ムキになる

  • 小学生相手でもムキになる
  • 補欠だったS君の思い出
  • 引退した選手同士の飲み会で
  • 球場のビールの味は知らないが
  • プレーする幸せ、見る幸せ
  • 1967年の夏、甲子園
  • 無名の監督のもうひとつの野球人生

二章:プロフェッショナルの条件

  • 「江夏の21球」の印象と事実
  • 「型」を身につけた投手と、そうでない投手
  • 2003年、阪神の強さを象徴したプレー
  • 敬遠をするとき、しないとき
  • 近づく引退の足音を聞きながら
  • 「夢」という言葉の使い方

三章:まだ、現役には負けられない!

  • 味方のエラーもカバーする「エースの仕事」
  • スピードガンは万能ではない
  • イチローが、私に言ったひと言
  • 投手が、打ち上げ花火を見上げる心理学
  • 「お前に腕をあげたいんじゃが」
  • 筋肉痛になってみませんか

四章:密やかに、われ177回敗戦す

  • 降板した投手は、ベンチで何を思うか
  • あと一球のメンタルトレーニング
  • 果たせない夢が、その先の自分をつくる
  • 投手のローテーションを赤丸で自己申告
  • スライド登板で、なぜ負けるのか
  • 密やかに、われ177回敗戦す

五章:「ドッグ・イヤー」を生きる選手たち

  • トレーナーという名の情報源
  • アナウンサーと解説者との関係
  • 犬のスピードで「生き急ぐ」選手たち
  • 九つの風景と一流選手の視点
  • 応援も時代とともに変わりゆく
  • 自分を冷静に判断する技術
  • 「犬のしょんべん」も「魅せるプレー」

六章:逆境から、どう這い上がるか

  • 日米通算200勝という大記録
  • 好不調は「人の常」だが……
  • 「ハンディの神様」が降りてくる日
  • 女房より優しい女房役
  • 自分を高めるライバル、いますか?

七章:休暇の「オフ」が勝負の分かれ目

  • 娘を右腕で抱けなかった理由
  • キャンプで流れる音楽のトリビア
  • うまくいっている組織の共通点
  • 投手の「流し目」には、わけがある
  • キャンプ初日に全シーズンを予測する
  • 途中から持ち直し、立て直す技術とは
  • シーズンが終わると、なぜか気忙しい

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