メーカー対メーカー、流通対流通、流通対メーカー、日本対世界が激突している。その中で勝ち残るには、流行の戦略を超えたこの戦略でいくしかない。
わたしは、マーケティングのプロである。マーケティング戦略のプロを自任している。だから、マーケティングの各領域のテキストや論文は、ちゃんと読んでいる。チェックし続けている。気に入らない。満足できない。
リサーチを、商品開発を、流通政策を、広告コミュニケーションを、販売促進を、営業活動を、そしてロジスティクスを──それぞれのスキルとして説明して どうするのか。どんなに新しい材料を加えて説明し直しても、現在の戦略空間において答えにはならない。
そう感じている。
(中略)
これが、現実の戦略空間である。この中で、商品戦略とブランド戦略と広告・販売戦略と流通戦略と営業・販売戦略とが議論されなければならない。しかも、個別にではなく、統合されたものとして──。
ひとつひとつをスキルとして解説して何の役に立つのか。そう思って怒って発言してきた。そういう論文を書いたこともある。
(中略)
こう考えたらどうだ、こう決意したらどうだ、こう行動したらどうだ。通年を乗り越える新しい提言をいっぱいしたつもりである。
読んでみてほしい。
そして、あなたの意見を聞きたい。
(「わたしの意思と意図──まえがき」より抜粋)
[著] 水口健次 みずぐち・けんじ
1932年愛媛県生まれ。1957年立命館大学法学部卒業。1958年市場調査研究所(現・日本マーケティング研究所)の設立に参加、1973年代表取締役社長、1989年(株)戦略デザイン研究所設立、代表取締役所長に就任、現在に至る。NPO MCEI東京支部理事長、日本マーケティング塾塾長。主著:『実戦マーケティング・コミュニケーション』(監修)、『創21・脱成熟の戦略原理』(編著)、『会社のバックボーン』(監修)、『営業の再生』『営業戦略大修正』『チャネル・リンケージの近未来』(共著)(いずれもプレジデント社)、『マーケティング戦略の実際』『顧客接点のマーケティング』『いやでもわかるマーケティング』(編著)、『冒険するマーケティング』(編著)、『売る力を2倍にする戦略ガイド』(いずれも日本経済新聞社)ほか多数。














