序章:デジタル放送革命とは何か?
本格的なデジタル放送時代の幕開け/TIME OVER/トマデジの発想にみる双方向サービスにあり方/音楽番組の楽しみ方が変わる/ザッピングも減る/プロモーションもゲーム感覚で/エンターテインメントも充実する/まずは衛星から
第1章:CSデジタル放送、静かなるスタート
スカイパーフェクTV1社体制までの道のり
パーフェクTVの登場/個別専門的なジャンルのチャンネルの束/比較的順調なスタート/幻のプラットフォーム「JスカイB」/パーフェクトTVとの合併を選択/ディレクTVの思惑/わが国では上手くいかず撤退へ
多チャンネル放送の魅力/選択肢が豊富になる/CSデジタルが高齢者をターゲットに/アイデア不足が放映権料の高騰を生む/わが国独自の多チャンネル文化を築けるか
サッカーW杯放映権獲得の思惑/スカパー、W杯サッカーを無料放送に/放っておけばアダルトだらけに!?/CSデジタルは市場原理の世界へ/HITSにも着手
委託放送事業者と受託放送事業者/貧困をきわめる個別事業者/ケーブル営業も厳しい/新規参入者のコスト計算/放送ベンチャーの進出/放送ベンチャーのユーザーサービス革命/好事例を挙げると……
第2章:鳴り物入りで始まったBSデジタル放送
1000日で1000万台!?
ひと月早く正月が来ただけ/番組編成に温度差/明暗分かれた民放キー局系BS5社の最初の決算/受信機器が高過ぎる!?/BSデジタル受信機伸び悩み/細切れ認可が裏目に
ビッグイベントは頼りになるのか/最初から間違えていた普及予測/怖いケーブル視聴者の口コミ
広告媒体として成り立つのも茨の道/アナログ視聴者用の番組作りも自縄自縛/目玉商品を間違えて苦しむBSデジタル/伸び悩む双方向サービス利用/松下と東芝、BSチューナー無償貸与/トマデジの精神を各社が持てば
NHKに学ぶべきこと/アクシデントがきっかけとなった番組流通の可能性/BSデジタル開始で相次ぐ二次利用トラブル
第3章:デジタル化に対する業界関係者の見方
デジタル化についての考え方
アナログからデジタルへのスピード/視聴者不在の行政の姿勢/技術、経済、行政を超えて時代を変えていくベクトル
チャンネルは多ければ多いほど良い/大儲けも可能になる!?/巨大企業の参入/放送を続けられないところも出てくる/有料放送に過度の期待が
シンジケーションの可能性/デジタル技術×規制緩和=強者支配?/CSは既存ビジネスとのドッキングが鍵に
世帯カバー率が8割までで本当にいいのか/インフラの整備は行政が/放送法体系自体が問われることに/放送サービスの今後の方向性は
第4章:救世主となるか、東経110度CSデジタル放送
東経110度CSを巡る幾つかの疑問
東経110度衛星とは/アンテナが1つで済むところがメリット/衛星は地球から遠く離れて浮いている/衛星には寿命がある
日テレの登場/2000年6月9日電監審/NHK参入は見送りに/電監審も前倒しで答申へ/スカパーの戦略/TBSとフジテレビが手を組む
サービス開始は2002年まで延期/委託放送事業申請の状況/電監審諮問が異例の延期/18社に認可/eプラットフォームの始動/予想通り袂を分かったソニーと松下
プラット・ワンの立ち上げ/東経110度CSではスカパーが優勢に/eプラットフォームの目指すもの/コンテンツ事業の強化を狙う東芝の戦略/懸念されるスカパーの空洞化
第5章:いよいよ本丸、地上波放送のデジタル化
そもそもの経緯から
どうしてデジタル化されることになったのか/先行した英米の状況は?/米国では成功しているのか?/わが国では地上波放送のデジタル化はいつから始まる?/国民不在の電波法改正/今、使っているテレビが見られなくなる?
視聴者側のメリット/テレビ局のメリット/番組制作はどう変わるのか
地上波放送のデジタル化にかかるコスト/ローカル局はデジタル化投資に耐えられるのか/キー局がローカルを見捨てられない理由/現在のところネットワーク系列は不可欠の存在/ローカル局再編の方向性/日米におけるローカル局の負担の違い
ローカル局の生き残り策は?/ローカル局にこそ求められるネット対応/「アナアナ変換」対策に電波利用料を充てることの是非/「あまねく普及」の確保が大前提/地上波放送には公共性が求められる/移動体向けが活路のはずなのだが
第6章:デジタルテレビの登場
テレビとパソコン
情報端末となるデジタルテレビ/アナログのデータ放送への取り組み/デジタルテレビはパソコンに近づく?/パソコンは広告媒体となるのか/インターネットとテレビは競合するのか
蓄積型サービスとは何か/蓄積型サービスはテレビ局を窮地に追いやる?
デジタルテレビのリモコン/テレビ局のiモード戦略の狙いは/携帯電話がリモコンになる